ヴェルファイアのATF(オートマオイル)交換のご依頼、約22万kmの走行でおそらくATF交換歴はありません。
他店で走行距離を理由に作業を断られた様ですが当店ではお受け出来ます！
過走行の車でもしっかりクリーニング、そしてトルコン太郎での圧送交換で故障のリスクは低減します。
既に異音を発生したり走行に異常が生じている場合は除きますが…
過去に20万km異常走行車のATF交換をした事で故障に繋がった事例は1件もありません！
という事で作業に移ります。
まずはATFを抜いてオイルパンを取り外し。
一見汚れは溜まっていない様にも見えますが、抜けたATFは真っ黒でドロドロ…
オイルパンを拭いたウエスは真っ黒になりました。
パーツクリーナーを使ってキレイに洗浄。
ミッション側もストレーナー(フィルター)を外してパーツクリーナーで洗浄。
キレイになったら新しいストレーナーを取り付け、先にキレイにしたオイルパンを復元。
トルコン太郎を繋いで圧送交換の工程に移ります。
オイルパン取り外し事に抜けた分のATFを補充した状態。
全量6.5Lに対して抜けたのは4Lほど。
構造上オイルパンを取り外しても半分程しか抜けません。
という事でATF半分交換をした状態で、通常のATF交換はこの状態となります。
ビンの中が最初に抜いたATF、右レンズないが現在のオートマ内部のATFです。
まだまだ真っ黒ですね。
1回目アイシン製ATFにて7Lの圧送交換後。
オートマ内部のATFは少しだけ赤みが出てきました。
が、まだまだ黒っぽく仕上げの圧送交換に移るには…😓
お客様に連絡してもう圧送交換の回数を1回増やすことをご提案。
了承いただいたので30分のクリーニングモードの後2回目の圧送交換を。
1回目より少量の5Lを入れ替え。
写真では分かりづらいけど赤みと透明感は増しました。
ここでさらに30分のクリーニングモードを実施。
仕上げの圧送交換に移ります。
仕上げはワコーズATFセーフティスペックにて。
キレイなATFに入れ替わりました。
通常は2回の圧送交換でここまで来るのですが、今回は汚れが強かったので3回の圧送交換が必要になりました。
圧送交換が終わったらATF量の調整。
メーカー指定の油温でATFをオーバーフローさせて、ATFが溢れ出なくなったら適量です。
このヴェルファイアは40℃〜45℃が油量調整温度です。
熱膨張するATFは抜けた分だけ補充しただけでは適量になりません。
車ごとに指定されたやり方で量調整をする事が大切です。
試運転で不具合のない事を確認して作業完了となりました。
今回のオートマオイル交換施工費用
型式：GGH25W
作業費用：83,000円
