まちの車屋 オートサービスイトウのブログ

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保険会社と時価額交渉

玉突き事故で前後挟まれてしまったアクアの修理。

大きなケガがなかったのは不幸中の幸いでした。

でも、大切な車は…

 

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追突された後部はバンパー、バックドアとも取替。

トランク内も押されてしまってます。

 

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追突された反動で前の車に追突してしまった全部もバンパーやボンネット、ライトなど損傷は大きいですね。

 

修理代は相当掛かりそうです。

 

追突事故の場合は余程の事がない限り100%追突した側の過失になります。

 

この場合、修理費用は全額相手に請求出来るのですがそうはいかないケースも…

修理費用が時価額を超えてしまう場合は保険会社は時価額しか出してくれません!

つまり現時点での車の価値分の費用を支払う事での費用弁償で終わってしまう「全損」という事になります。

全損=廃車です。

事故車両を保険会社が時価で買い取るというと分かりやすいでしょうか?

 

ただこの全損処理の場合、ほとんどの場合被害者側が損をしてしまう事が多いです。

同じ程度の中古車を購入するにしても補償された金額で買える事は殆どないので…

まさにぶつけられ損で踏んだり蹴ったりという状態になります。

 

相手側の保険に「対物超過特約」という特約が付帯されていれば修理する場合に限り時価額+50万円まで保険会社が補償してくれます。

今回の事故はこの特約が付いていたのですがそれでも少し修理費用の方が高くなりそう。

結局超えた分は自己負担になります。

 

 

 

ダラダラ長く書いちゃいましたが結局のところなんとか被害者であるお客様の自己負担がないようにならないかという交渉をした話です。

 

保険会社提示の時価額が低すぎると思ったのでそこを上げてもらおうと…

市場価格を調べて平均販売価格を出しての交渉。

結果、時価額が20万円ほど上がって対物超過特約の50万円を加えると十分修理出来る金額になりました‼️

 

保険会社定時の時価額って実際の市場と大きく差がある事があるので市場調査をしっかりして話を進めなきゃいけませんね。

もちろん納得の金額提示がされることもありますけどね。😅

 

事故後10日ほどかかりましたが、ようやく修理に取り掛かれます。

修理は提携先の鈑金屋さんですけど…