走行距離11万kmほどのフォレスターのCVTF(オートマオイル)の交換
トルコン太郎で全量を圧送交換のご依頼です
以前にも圧送交換歴があり今回が2回目の交換となります
試運転とコンピューター診断で現時点での不具合がないことを確認して作業を開始
こちらのフォレスターは「SUBARUハイトルクCVTフルード リニアトロニック用」という専用のCVTFが使われています
当店で主に使用しているワコーズのCVTFは対応していないため、ニューテックのZZ-51改という適合CVTFを使用します
ちなみに1Lあたり3,410円の高額フルードです.....
左が新しいCVTF、右が車両内部のCVTFです
交換歴があってもこれだけ汚れがでてきます
トルコン太郎で古いCVTFを抜きながら新しいCVTFを補充していきます
こうすることで内部のCVTFをほぼ全量交換することが可能に!
この交換方法が「圧送交換」です
エンジンオイルのようにオイルパンからCVTFを抜いても、構造上半分くらいのCVTFしか抜けません
圧送交換以外に全量を効率よく交換するのは難しい作業となります
圧送交換が終わり新しいCVTFとオートマ内部のCVTFの色がほぼ同じ色になりました
クリーニングモードで内部洗浄を実施して交換作業は終わり、オートマ内部のCVTF量の調整に移ります
CVTF量の調整は油温が35~45℃の間での実施がメーカー指定
外気温が高い夏場はスポットクーラーでオイルパンを冷やしてCVTF温度を強制冷却します
熱により膨張するオートマオイルは抜けた分だけ補充するだけではNGです!
70℃位まで上がった油温が35℃まで下がりました
強制冷却で3時間ほどかかりました.....
作業時間より冷却時間の方が長かったりするんですよね
CVTF量調整用のリフィル孔からCVTFを溢れさせて孔と油面が同じになったら適量です
リフィルプラグで孔を塞いだらCVTF量調整完了
この時もしっかり油温確認しています
再度試運転とコンピューター診断で確認後お渡しとなりました